EV車充電方法はここまで進化している

世界で電気自動車へのシフトが加速している中、

消費者の使い勝手を高める技術革新が進んでいる。

イスラエルのスタートアップ企業は

【走りながらEVを無線充電】する

実証実験を1月に始めた。

ガソリン車は数分で燃料を満タンにでき、

利便性も高く給油所の数も多い。

一方でEV充電には数時間かかるケースも

あるほか充電拠点も少ないのも課題だ。

ガソリン車からEVへのスムーズな移行には

インフラ整備が課題になる。

充電拠点の拡充だけでなく、

最新技術で発想を変える取組みも出てきた。

https://www.webcg.net/articles/gallery/41699#image-6

【参考ホームページ】

充電そのものが普通という未来がやってくるかも。

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【ワイヤレス充電】

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もはや充電のための無駄な時間は無くなる。

イスラエルのスタートアップ、

エレクトレオン・ワイヤレス社は

スマートフォンの充電ですでに

実用化された無線充電の技術をEVに応用する。

イスラエルの最大商業都市テルアビブの

全長2kmの道路のうち600mの地中に

送電コイルを敷設し、公共交通機関の

電気バスを走らせる実験をこの1月に開始。

スウェーデンやイタリアなどでも

試験走行に向けた計画が進行中。

商用化はスウェーデンが最初の

事例になるかもしれない。

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日本市場への早期参入も目指す考えを示した。

米スタートアップのスパークチャージは

車のトランクに積めるように

小型化した充電装置を開発。

スマホ用のモバイルバッテリーの

ようなイメージで、車に積んで場所を

問わずに充電が可能という。

15マイル(約24km)走行分に相当する

電力の充電なら15分で完了する。

すでに米EV大手テスラや米フォードモーターなどと連携し、

急速充電規格「CHAdeMO(チャデモ)」や

テスラ車の規格に対応済みだ。

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新興産業の予測に強いインドの調査会社は、

EV充電のインフラ市場規模は2027年に

276憶ドル(約2.8兆円)と19年の25憶ドルから

10倍超になると見込まれている。

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【2021年 Vol.033】担当:荒川正歩