デジタル庁、9月発足

政府は2月9日午前の閣議で、

行政デジタル化の司令塔と位置付ける

「デジタル庁」設置法案を含む

デジタル改革関連6法案を決定した。

 

個人的に期待したいところですが、

どれだけ改革が進むか疑問な部分も多い。

なぜなら決定権を持った人が問題に直面しないと

解決までの時間がかかる。

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他の事象で例えると、交通渋滞。

誰もが解決して欲しいと思う事ですが

交通量や道路の形状、信号、

踏切、自転車、歩行者・・・

たくさんの要素が関係しているので

簡単には解決策は見いだせないでしょう。

 

また別の例では、満員電車。

都市部では本当に

解決して欲しい問題ですね。

いろいろと策を講じてはいるものの

結果はあまり芳しくないのが現状です。

 

でも政治家や行政、警察、企業の

各上層部などの決定権を持ってる人たちが

上記のような問題に困り

「何とかしなければ!」となれば

解決へのスピードが速くなると思います。

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社会のデジタル化が遅れているのは

困ってないから。

日本ではスマートフォンの普及が

2010年頃から始まって2020年で

約70%に届くか届かないかのあたり。

一方、台湾・香港・タイ・マレーシア・

インドネシア・ベトナム・インドなどでは

90%以上でほぼ100%に近い地域もある。

要因分析にはいろいろな意見があるが、

もともと通信インフラ整備が

遅れていた地域ほど、爆発的な広がりがあった。

つまり不便で「困った」状況から

便利なものが登場したので

一気に解決へと向かったという事でしょう。

日本ではデジタル化しなくても困らない状況があり

解決へのスピードが遅い要因となっている。

私はマイナンバーカードを

発行してもらっているので

近くのコンビニで住民票を

取れるものだと思い込んでたら

地域の行政システムが

対応していなくて取れなかった。

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総務省マイナンバー制度紹介サイト

https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/01.html

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ちなみに身内の話ですが、

電子マネーを使ってるにもかかわらず

マイナンバーカードでポイント還元キャンペーンに

あまり興味を示さず、まだ申請していない。

理由は「面倒」だから。

インセンティブを与えるより

「困った」を解決できる方が

より推進力があると思います。

かといって、わざと困るような

状況を作り出すのは本末転倒です。

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優秀な人材が集まる所で、デジタル化の

何かいい策を考えて実行して欲しいと思います。

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【2021年 Vol.039】担当:INATO